コトワリのハナ~はてな版~

解離性障害とうつ病を患っている、紗乙りかのブログになります。よろしくお願いします。日記系は下の検索窓で「日記」と入れてみてください((。´・ω・)。´_ _))ペコリ

アキト記事/医者の立場

主人格は精神科に通っている。大嶋の元を離れ、別の近い病院に行っている。にしてもアイツは医者でも歳下だし、一応俺も男だし、男ならどういう考えになるか書いてみた。

まず単純に女性と話せる事は嬉しい。馬鹿と性格不細工は問題外だ。主人格と大嶋は趣味が似ており、パチンコ、麻雀、エヴァンゲリオンブラック・ラグーンなどの話題は結構出ていた。どちらかと言うと主人格が男性寄りの趣味なのだ。

ブラクラはあまり読んだ事無いが、俺から見れば大嶋の本人の意向は別として、「貴女の立ち直る力を信じていた」と言うならば、ファビオラに脇腹目掛けて空砲を撃たれ「この街最低の下衆野郎」と罵られたロックにも見える。ロック自身は「誰も犠牲を出さず救ったつもり」だが、駒にされたガルシアやファビオラはロックが許せない存在だろう。ガルシアやファビオラはロアナプラ向きの性格じゃない。それが主人格だ。ロアナプラ流儀は悪党で無ければ通用しない。

医者は病院内では役職と同じだ。薬剤師や看護師、医療事務と、医者以外の他の連中がパートであったり平社員扱いだったりする。

ただ、大嶋の現立場は所属病院では助教であり、医者連中から見ると平社員かアルバイトリーダー的なポジションに居る。出向して来て居る。なので彼は中堅であると思う。

主人格が自ら選んで大嶋の元へ行っていたのは、彼の自信に繋がったと思う。でなければ小一時間も話したりしないだろう。俺が医者なら彼と同じで、嫌な患者にはMAX処方分の薬だけ出して終わりだ。

だが役職という立場上、自分の都合で看護師や受付にまで残業を強いる事は出来ない。彼女らの給料は大嶋の懐からは出ていない。あと、特定の患者を贔屓する訳にもいかないのだが、そこは彼の「どうでもいい患者には薬だけ出す」発言とは矛盾する。

要は彼も「勤務時間内でしか働けない」のだ。それでも多少前後するから、ドクターXの大門未知子のように17時丁度に上がるのは難しい。もしかしたら大嶋も、この辺には不満があるのかも知れない。(もっとも大門未知子は外来医師ではないが)

彼も「自分の生活」があるのだから、複数の患者に肩入れしていては身が持たない。

男尊女卑と言われそうだが、仕事において男性上司と言うのは、女性より厳しくなくてはならない。男性の弱点は共感性に乏しく、それよりさっさと解決策を提示してしまう所だろう。主人格は解決策を聞く方が性にあっていたので、大嶋との相性の良さはここからも来るものと推測。

それでも主人格は矢張り性別は女性なので、「付き合い方が半端だ、本気なら伯母さんの家に泊まり込みで看病して面倒見ろ」を実行したその結果、精神がやられてしまった。

大嶋から見りゃ「毎日頭のネジの外れた連中を診るのが仕事」だが、彼女は精神2級の障害者なのである。最早気力だけで伯母の面倒を見て、その後に職場で「もっと頭を使え、なんの為にその頭は付いてるの?」と言われ、ストレスの風船は爆発、さらに大嶋に電話連絡を取った事で「(間接的に)迷惑だ」と言われ、アイデンティティがよく分からなくなっている。

彼女は人生よりも「命が命である事」にフォーカスを当てているので、そのフォーカス自体「世間から受け入れられない」、それより「大嶋が主人格の考えを理解するアタマ(姿勢)が無い」と思ったのだろう。

俺は医師と患者の出会いは一期一会どころか一過性の気まずくて苦しい風のようなモノだと感じている。前述の通りで、一人ひとりに情が湧いては、(医局だが)会社が持たないのだ。

彼は医師である前に公務員だ。公務員なら分からないと思うが、彼女は流通経済学を学んでおり、消費者(客)と生産者(この場合は医者)の関係は頭では分かっている。

大嶋からすりゃ電話は大目に見たようだが、主人格からすりゃ踏み込んではいけないパーソナルスペースに入り、「迷惑だ」と言われたように思ったのか。

大嶋は精神科医としてまだ未熟で、10年経ってない。主人格の友達や伯母の紹介はしないで、彼女自身も彼から離れた方が、逆説的に彼は「医者らしい立派な医者」になるだろう。大嶋視点からは彼女も一過性の患者で、その嵐が過ぎ去ったに過ぎない。

恐らく彼には彼女のいきなりの行動に疑問は残ったが、未練は無いだろう。